休止中

次のウェブを参照



CLIL SAITAMA(旧名称)

Current Practices and Future Perspectives of Content and Language Integrated Learning (CLIL) in Japan

CLILは、次第に注目を集めています。本サイトは、笹島茂がかかわるCLILの実践やつぶやきを集めたものです。参考にしてください。

CLILアンケート調査


にご協力ください。

2013年6月17日月曜日

小学校外国語活動におけるCLIL実践とその展開

6月16日、青山学院大学で開かれた大学英語教育学会(JACET)の関東支部大会で、池田真先生(上智大学)、山野有紀先生(上智大学大学院生)と「小学校外国語活動におけるCLIL実践とその展開」という演題で、シンポジウムを行いました。

明日一番の発表にもかかわらずたくさんの方が参加され、有意義なシンポジウムとなりました。発表スライドは、本ブログに掲載しましたので、興味のある方はダウンロードしてください。

シンポジウムを終えた感想を簡単に述べておきましょう。小学校の外国語活動に関係する人はますます増えていると実感するとともに、たぶん何かを求めている人が多いのではないかと思いました。私自身は直接小学校の英語教育を実践しているわけではありませんが、10年ほど前からずっと興味を持ってアジア、ヨーロッパを中心に、特に教員研修に関心を持って調査しています。その調査からCLILに行き着いています。私の中では、小学校で外国語を指導することは議論の余地のないことで、あまり小学校の英語教育は必要か必要でないかというような議論には参加したくはありません。

子供にとっては、母語、外国語と分けるよりも、単に「ことば」ということで、言い方を換えれば、「コミュニケーション」であり、コミュニケーションをすろとなれば、内容をともないます。そのためには、「考える」ことが必要です。学びという面から考えれば英語を学ぶことは当然ではないでしょうか?CLILにはその要素がすべて入っています。

しかし、私自身CLILにあまりにも肩入れするわけではありません。大切なことは、学習者が満足できる学習の場を教師が提供することですから、方法論にこだわる必要はないと思っています。

そのような点から、このシンポジウムでは、山野先生が実践の報告をしてくれました。進んでいるなと強く感じました。池田先生は、CLILの研修の枠組みを提示し、具体的な内容に触れてくれました。ちょっと時間が足りなかったですが、CLILが小学校の外国語活動に適する一つの有効なアプローチであるということは伝わったと思います。

今後もますます多くの小学校の先生がCLIL的なアプローチに関心を示して、こどもにとって有益な外国語活動を展開してくれることを願ってやみません。

0 件のコメント:

コメントを投稿